
こんばんは、都倉です。
すごく久しぶりにカラーを描きました。ふと「使いこなせなくてお蔵入りになってた液タブ、使ってみようかな?」と思い立ち、繋げてみたら思いのほかいけたので、練習がてら描いてみました。
液タブを繋いで作業環境を超アップデートしました話はまたそのうち。
結局ネームに追われていてカラーどころか絵もほとんど描けていません。
仕事の研修で1ヶ月ほど集中的に色鉛筆を使っていたことがあって、そのときの知識がかろうじて生かされてる感じです。
初学者にとってカラーの何が難しいかというと、原色しか見えていないということだと思います。
絵の具や色鉛筆の基本色しか概念として知らないので、赤にもいろいろ種類があるとかいうことが、感覚的にわからないのです。
色彩も結局は理屈なので、知識として知っていないと表現できないものもたくさんある感じがする。
たとえば、反射光なんていう言葉は絵の勉強を始めるまで知りませんでした。何か別の物体の色が反射して混じっていることです。
「光には反射光が存在します」ということを知識として知らない限り、反射光って見えないと思うんだけど……。見えないよね……?
反射光というものが存在するらしいよ、と知った瞬間から、「ああそういえば、ここの面、赤だけどなんか青味がかってるね。あ、空の色が混じってるのかあー」みたいに、一気にいろんな色の存在に気づくという。生きていく上で複雑な色味を知覚できる必要はないので、普段は赤なら赤一色で処理しちゃってるんだと思うんですよね。そのほうが効率的ですしね。
絵って「知識として知らない限り見えない」ものがめちゃくちゃ多いなと思うんだけれど、絵に限らずすべての物事がそんなもんですよね。
都倉でした。